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What's your Goal?

株式会社ゴーリスト代表 加藤龍のブログ

入社して最初の3ヶ月が勝負

4月に入社したメンバーが、早速5月にメンバー推薦賞を受賞しました。

 

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「え!写真撮るんですか!写真は勘弁して下さいっ!」

言葉だけ聞くと、色々と誤解を招きそうな発言。。

このこじんまりとしたカウンターでかなり大きめの声を出したので、

最近顔を覚えてくれた大将も奥に引っ込んでしまい、変な空気でスタート。

 

 

銀座のお寿司とマンツーでゴハン、両方初ということで緊張してたみたいです。

 

さて彼女。4月に入社したばかり。新規営業を担当しています。

ウチの会社は創業当初からインバウンドマーケティングを行ってきたので、

テレアポをしたことがありません。

ただ彼女は前職でテレアポをずっとやってきたのもあって、

「好きにやってみ」と言ったら慣れてるテレアポをはじめました。

 

ウチには元リクルートのメンバーもいるんですが、その元リクからも

「いやぁ、、あれだけ淡々とテレアポをやり続けて、、、入りたてなのに

先輩にどんどん踏み込むのは本当にすごいと思います。。」と言わしめました。

 

とにかく行動がすごい。本人いわく、自分はバカだからとにかく行動するしかないと。

時間をしっかり管理して、数値にこだわる。

 

とまぁ新規営業としての心得はもちろんあるし、それを早速実行し受注も取ったので

ある意味当然の受賞です。

 

ただそのことを本人に言うと「本当はテレアポしたくないんです」と。

できることがテレアポだったからやったのであって、本当は違うことがしたいと。

「何でもしたらええでって言ったら何したいん?」と聞くと

「インバウンドマーケティングをしたい」と。

 

なので翌日「来月からインバウンドマーケ担当やって。」と伝えました。

 

もともとHRogというメディアもあるし、インバウンドもそこそこしてきてたので

ある程度は成果が出てます。しかしこれまで専任がいませんでした。

彼女はそのあたり未経験。ましてや専任でやるなら今きてる2倍の問い合わせ結果を

出してもらわないといけません。

 

それでも任せた理由は3つ。

 

1つ目は「やりたい」ことをやってもらうのが1番成果が出る(というかそう思ってる)からです。適性があまりにも違えば任せませんが。

 

 

2つ目は会社のステージです。

「やりたいことがやれる!」的なメッセージって、ベンチャーに多いですが、

「やりたい」を「やって」って言えるのって、、

なかなかステージによっては難しいんですね。

 

というのも会社が小さいころ、当初は食べるのに必死ですから、

仮にある仕事を「やりたい」と言われても

「今無理やわ。すぐに結果が出る出せるところでやって」と

言わざるを得ません。

 

じゃあ会社が大きくなったらできるんか、というとそう簡単でもない。

一般的にはラインで役割が明確になって成果を出してると、なかなかそこから

抜くのは難しい。。上司も嫌がりますよね。

あとはチームを移ったりするのに色んなルールができてるだろうし

経験者を採用できる力があるので、機会もそこまで多くない。。

 

それこそ本当に大きな会社になれば、、、新卒をグループ会社の社長にできる

会社もあるわけでして。成長とリテンションを兼ねた施策も打てますけどね。

 

そういう意味では、今のウチのステージはちょうどいいステージなんです。

もっと強化したいな、、やりたいな、、

mustちゃうけど今やっとくことは絶対プラスやな、、

でも経験者を採用するには少し博打な感じやしな、、

こんな仕事が山ほどあります(助けて↓)。

株式会社ゴーリストの採用/求人一覧 - Wantedly

 

なので今は「やりたい」を「やって」にできるステージ、そのタイミングで

手を挙げたのが決定的でした。

 

 

3つ目は入社してすぐにある程度の成果を出し、周りのメンバーから評価を

得たことです。

 

入社したてというのは、非常に注目が集まります。特にウチみたいな小さな会社では

なおさらです。その注目が集まってる段階で、成果を出すと

「あの人は仕事ができるな」という印象がつきます。

もちろんそれを持続するかどうかは本人次第ではありますが。

 

ただ逆に注目されている段階で「仕事があまりできないな」という印象を持たれると

それを覆すのはなかなか難しいことです。ましてや新人がどんどん入る環境となると

注目が新人に移るため、成果を出したとしても入社初期ほどインパクトを残せません。

(そういう入社インフレをなくすために会社で工夫してるところはありますけども)

 

新しいことは他チームとのコミュニケーションが大事になってきます。

そんな中では「仕事ができる、、できそう」というのって大事だったり

するんですよね。

 

ただ僕自身を振り返ると、、

入社して3ヶ月くらいは全くといっていいくらい結果も出せず、、先輩たちの

足を引っ張りまくってました、、

パソコンは触ったことないわ、クレームは出すわ、社用車事故るわ、、、

散々な社会人デビューやったけどそれでもグループ会社の社長になれたので、、うん。

しかし入社当初はホンマに辛かったな。。

 

というわけで彼女は来月からよりハードな日々になるでしょう。

持ち前のタフさと行動力でインバウンドのスケールを実現してもらいたいです。