10分で理解する守破離
「守・破・離」が大事だ!
みたいなことを先輩や上司から言われていると思います。
僕も今日、久々にこの言葉を聞いて思うことがあったので
少し考えを書いてみようと思います。
新社会人の方に見てもらえたら、少しは役立つかも。
▶守破離とは(一般論)
稽古を積む課程、すなわち修行における順序を表す言葉で、独自の境地を拓く、
道すじとして、師の流儀を習い、励み、他流をも学ぶことを重視した教え である。
一般的には、
「守」は、師についてその流儀を習い、その流儀を守って励む こと、
「破」は、 師の流儀を極めた後に他流をも研究すること、
「離」は、自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと
として説明される。
武道における修行が人生に深く関わっている以上その修行には限りがない。すなわち
限りなき修行に没入することを最終的には求めている言葉である。
※参照:武道論十五講
▶守破離とは(加藤の結論)
「真似して、研究して、創り出す」
の結論に至った背景を以下に。
▶ロールモデルがあるのは諸刃の剣?
「守」はとにかく見習うべき方のそのままを真似し、取得することに尽きます。
やはりロールモデルがあると、スタートは切りやすく、スキルを体得する初速は早いですね。
ただいわゆる師匠がいることで甘んじてしまうケースも多々あります。
親子と一緒かもです(そういや、ウチの親は完全なる放置主義でしたw)。
真似は決してオリジナルを超えることはないですからね。
▶破る方法
じゃあ、その「破」の方法です。
「破」とは他流を学ぶこと、と定義されています。
ビジネスで置き換えると、他の方法も知るということなので、本読んだり違う人の話を聞いたり、、、
つまり情報収集だと思います。
▶離れるのが難しい
独自の境地を開く、、つまりオリジナルを創るってことですよね。
僕も周りを見て、なかなか「離」まで出来ているビジネスマンはお目にかかりません。
じゃあ、どうすればできるようになるか。
それはどんな分野でも構わないのですが、
ロールモデル(いわゆる守)のいないことをやることで
「離」に至る思考とスキルが身に付くんだと思います。
ロールモデルがない
→ので、自分でやり方を作ったり探したりしなければならない
→ので、情報収集の感度も自然に上がる
→ので、色んなアイデアが湧き出てくる
→ので、色々試さないとどれが正しいかわからない
→ので、早く行動する
ということだと思います。とにかく0から1を創り出すことですね。
この0から1を創ることができれば、、、
先人の技を体得してますし、他の技も研究しているので、自分のオリジナルを創り出すことは難しくはないはずです。
▶例えば僕の、、、ロールモデルのいない経験
- 幼児編
生まれた時に母親がいない
(むしろそれがカッコイイと思っていた。幸せな子だ)
- 小学生編
集団登校に参加せず、1人で登校してたこと
(もちろん、先生から指導されまくり)
- 中学生編
学級委員長を3学期×3学年の合計9回、自ら立候補でやったこと
(この頃って色々と生徒が面倒な時期で、学級委員長って不人気)
- 高校生編
みんなは学ランの第一ボタンを空けてるが、必ず付けてたこと
(これが原因で上級生から目を付けられたことも。今思えば、何でやねん)
周りが覚え始める中、タバコとお酒に手を出さなかったこと
(何だかルールを破るのがカッコ悪いと思って)
すいません、ここまではどーでもいい過去です。
下記から本題です。
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- 大学生編
内定が出た4年の前期で大学を辞めたこと
(先生、先輩、同期、彼女は反対。親は賛成。さすが我が親w)
- 社会人編
5人の会社に入ったこと
(大学の同期はほぼ大手)
本業とは違う事業をやり続けたこと
(入社してから新規事業の開発がほとんど)
代表をやってた会社を吸収合併する時に、役員降格&年収1/2になっても辞めなかったこと
(なぜ辞めて独立しなかったか、社外社内含めて20人には聞かれましたw)
東京を離れて熱海に住んだこと
(これまた何で熱海?と30人には聞かれました。引っ越し当時のブログ記事はこちら)
会社も増収増益で伸びており、自身のポジション&年収が右肩上がりの時に独立したこと
(この時は周りから「この日がきましたか」的なコメントが多かったです)
日本ではなくシンガポールを中心としたビジョンを決めたこと
(これも何でシンガポール?と聞かれまくります)
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上記全て、ほぼロールモデルのないことばかりです。
なので自分で考えて自分で創っていくしかないんですね。
能力ではなく、経験です。
とにかくロールモデルのない経験をすることで、自身のオリジナルを創れると思います。
守は真似る=他人の考え
破は研究する=他人の考え
自分で考えなくてもできちゃうんですね。なので、大抵の人は破まではできちゃいます。
離、の時に初めて人は自分で考えるんだと思います。
変化の激しい未来、これからはどんな状況になろうとも、0から1を創ることが必要になってきます。
僕はもっとやっておくべきだったと思ってますので、まだ若い社会人の皆さんは
どんどん経験しておくと将来変わりますよ。