Goalist Developers Blog

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What's your Goal?

株式会社ゴーリスト代表 加藤龍のブログ

リブセンスはリクルートを喰うか?


(読了時間:約8分)

先週、最年少の記録を塗り替えるということもあって、タイムラインを賑わせたリブセンスの上場承認。

早大ベンチャーのリブセンス、マザーズに新規上場承認。12月7日上場」(ベンチャーナウ
 http://www.venturenow.jp/news/2011/11/02/1401_015602.html

社長は25歳「最年少」、東証マザーズに上場へ(J-CASTニュース
 http://www.j-cast.com/2011/11/03112137.html

リブセンスの東証マザーズの上場申請が承認される。最年少上場社長の誕生か(TechCrunch
 http://jp.techcrunch.com/archives/jp20111101livesense-ipo/

村上社長とはこれまで3度ほど、ゴハンに行く機会がありました。まぁとにかく頭が切れる人だなと思いましたね。
時には年相応の、、学生のような表情を見せたり、、でもビジネスの話になると自信家の顔を見せたり。
最後にゴハン行ったのは1年前くらいですかね。。

知人が上場するのは2人目。おめでとうございます!
ウチもがんばろう。


リブセンスのビジネスモデル

リブセンスと言えば、成功報酬型。求人広告板のGoogleみたいな感じですね。

例えば代表的な求人メディア「ジョブセンス」は、掲載は無料。
採用が決まれば課金、というサービスです。
また応募者は採用されたら、ジョブセンスから「入社祝い金」をもらえます。

それまでの求人広告は掲載課金。いわゆる枠売りですね。
広告スペースが大きいとか、検索で前の方に来るとか、写真を掲載できるとか、そこで単価が上がっていきます。
もちろん、応募者が祝い金をもらえるなんて仕組みはありませんでした。


成功報酬型+入社祝い金。これが従来の求人広告との差別化でした。



(上図はジョブセンスHPより抜粋)

リブセンスを簡単に真似できない理由

企業からすれば、採用リスクが軽減されるし、応募者は祝い金をもらえる。素敵なモデルですね。
また前職でジョブセンスを利用してましたので、その費用対効果の高さも経験しています。

さて、このモデル。正直、全く新しいビジネスモデルというよりは、既存の延長線上にあるモデルです。
参入障壁もそこまで高くありません。

ですので、ジョブセンスと同じ仕組みを取り入れた求人メディアがいくつか出てきました。
が、ジョブセンスをおびやかすほどのサービスは(僕が知る限りではまだ)出てきていません。

なぜでしょうか。


それを考えるには、そもそも求人広告ビジネスの構造から。
みなさん、学生時代にアルバイトを探すとき。どうしてましたか。

フロムAを買って、自分が働きたいエリアの、時給を見て、応募してました。


この赤文字にしたところがポイントです。

まず、アルバイト探しといえばフロムA(僕はan派?でしたが)。
「アルバイトをする」と考えた時に第一想起したんです。

もちろん求人広告だけでなく、メディアは認知度がkeyですよね。


そしてアルバイトを探す軸は、「エリア」がメインです。
どんだけ時給が良くても片道2時間かけてバイトはしないでしょうから。

いやこれが正社員で働くとかなると別で、やりたい業界や職種、社風が重視されます。
もちろんアルバイトでも、「俺は社風を大事にするんだー」という方もいるかと思いますが、少数派ですし、must条件というよりwant条件でしょう。
大多数は「エリア」で探すのでは無いでしょうか。


ということで、①認知度 ②エリア がキーワード。


ジョブセンスは①②を同時に成立させる手法を取りました。
認知させるのに、多額の資金が必要なマスメディアを使わず、SEOで認知をUP。
それもバイトを探すユーザー視点で絞ったSEO。そうです、エリア(地名)です。

ジョブセンスSEOがめちゃめちゃ強いんです。特にエリア(地名)が入ったSEOが。

(上図はジョブセンスHPより抜粋)

この強みが社内であったからこそ、競合の追随を許さずに抜きん出たんだと思います。

ユーザーはエリアで検索→そこにジョブセンスが表示→認知度UP。という感じですね。


ですので、真似しようとしている他社が企業開拓やサイト構築は真似できても、SEO技術が社内に無いため
追随できなかったのかなと分析しています。外注したり、リスティングとなるとコストが合わないでしょうし。


リクルートvsリブセンス

リクルートさん、インテリジェンスさん、ディップさん、エンさんなど既存大手プレイヤーとの戦いになります。

上場することで更に認知度が上がりますし、非常に効率重視の経営をしています。営業利益率40%くらいです。スゴイ。
もはや、死角は無いんでしょうか。既存プレイヤーがどんどん喰われるがままでしょうか。


そう簡単にはならないと考えてます。


もしリブセンスがCM等で認知広告を打って来たら、それ以上に他社が買って出るのかもですし。
たくさん人数が欲しいとなると、マスでの認知度が高い既存プレイヤーに分があるケースが多いですし。
地方なんかはまだ紙媒体が強かったりしますし。
また既存プレイヤーが思い切って、成功報酬型に切り替えると。。。

目が離せません。

ということで、ジョブセンスが上場するのが12月。
年末年始くらいから各社が仕掛けてくるのではないでしょうか。。


イイ刺激になることは間違いない

切り口は違えど、ウチも旧態依然の人材業界、求人広告業界に刺激を与えるサービスをしているので
いずれにしてもリブセンスには頑張って欲しいですね。っていうかオマエがガンバレよ状態ですがw

今回のリブセンス上場によって、人材業界、求人業界がもっと切磋琢磨し、業界全体がレベルアップすることに期待です。