起業して2年が経ちました
みなさま、あけましておめでとうございます。
本日でゴーリストは丸2年を迎えました。
ここまでやってこれたのもクライアントのみなさま、応援してくれるみなさま、そして何より一緒に働いてるメンバーのおかげです。
本当にありがとうございますm(__)m
2012年はゴーリストの創業2年目、そして個人的には海外生活1年目という年でした。
備忘録も兼ねて振り返りのエントリーを書きます。
トピックスはザッとこんな感じです。
・売上が前年に比べて約350%増、利益は数千%増(1年目がショボイのと、そもそも絶対額が少ないので当然ですが、、)
・CTO採用成功による、技術力の安定化(これを機に、一気にエンジニア確保のスピードが速まった)
・メンバーが国内、海外合わせて10人を超える(海外も含め全て人伝手。そこからは怒涛のリクルーティング)
・現時点で今期確定売上が、昨年売上高を超えている(自社プロダクトによるストック売上比率が増えたため)
・自社プロダクトによるストック売上のみで、黒字化達成(受託がMustでなくなったのは非常に大きい)
・2度の視察の結果、シンガポールに出店しないことを決定(直近ではという意味で、です)
・ベンチャーキャピタル4社から問い合わせ&面談(露出はしていないのにどこから知るのか。。ちなみに外部調達は今のところ考えてません)
・メンバーが過労でダウン&大型入金遅延トラブルが同時に発生(結果オーライ。正直、ほとんど寝れない日々が2週間続いた。。)
止まらないのでこの辺りにしておいて、、、以下2012年に感じたことです。
何をしないか、が大事
とある自社プロダクトを何社かにプレゼンしたところ、かなり手応えを感じ、ここが勝機だと判断。
年内にやろうかなと思っていた他のタスク、、新しいプロダクトのリリースや自社ホームページの更新等を無くし、
社内のリソースを1点に集中しました(かなり勇気はいりましたが)。
その結果(というか時系列では並行してるのですが)、大手クライアントからの受注ラッシュ。
また、これまで集客&採用目的だったブログ更新をやめました。
統計を取った結果、ブログからの問い合わせやメンバー応募が効果的でないことが判明したので。
2004年からブログを書いてますが、ブログはとにかく更新し続けるもの、みたいなのがありました。
ただ目的を再度見つめなおした結果、ブログ更新をストップ。
それでも集客や採用で困ることはなかったですし、その時間を他のタスクに充てることができました。
(ただブログのクオリティや認知方法を改善しなければならない、という課題は残ってますが)
戦略とは戦いを略すこと。
文字面で知ってるだけなのと、それを実行できるかどうかは、100倍くらいの差がありますね、、
しかし思い切ってよかったと思います。
今年やることではなく、今週やることに集中
ゴーリストでは年間計画を立てていません。戦略や大きなKPI(自社プロダクトで黒字化、など)は決めていますが
いついつにあのプロダクトをリリースして、、とか○月には売上○○○○万円、、などは一切ありません。
正確に言うと「期初の時点で」年間計画はありません。
なぜなら市場の状況や顧客の反応、自社のチーム構築によって、プロダクトの優先順位や目指すべき売上額などが大幅に変わるからです。
また「今」より「計画」が優先されるってのは往々にしてあること。これはもう悲惨です。Goalがブレてしまいます。
年間でやることが明確に決まっているのに、今日やることが明確に決まってない、ってのもよくある話です。
計画なしに仕事をするのは恐いと思う人もいるかも知れませんが、現実と折り合わない計画に従って仕事をするのはもっと恐いです。
ですので「今年やること」は決めませんが、「今週やること」は明確に決めます。「今日やること」なんかは当然ですね。
今週やること、というのは非常にいいサイズです。Todoが明確に決められますし、検証もしやすい。調整もできる。
1年は52週。ですので52回のmtgで戦略に基づくPDCAを回しながら、大きなKPIを目指す感じです。
これは非常に有効でした。
上記にも書きましたが、捨てることができたのもこの仕組みがあったからだと思います。
今年はこの週間マネジメントの仕組みをより円滑に、パワフルに回すようにしていきます。
当たり前を、当たり前以上に
信用も実績もない我々みたいな若い会社は、信頼が唯一の武器です。
なので、コンペになった時には言われた要件だけではなく、とにかくクライアントの課題を解決するために
総動員でアイデアを練りましたし、1日でも早く、時には1時間でも早く企画書や見積書を出しました。
訪問する際は必ず5分前に到着することを心がけてます。
あいさつはしっかりはっきり、します。
依頼されたタスクが期限に間に合わない時は、理由を率直に、リカバリー策を早く伝えます。
ゴハンをご馳走になった時はその場でお礼をするのはもちろん、翌日にもお礼をします。
こういう小さな当たり前が積み重なって、少しづつではありますが、信頼を得てきたと思います。
その結果、今まで考えられなかった大手さんも含めて、色んなクライアントさんからもお仕事をいただけました。
しかし信頼を得るにはホント時間がかかるし、失うのは一瞬です。
時間を守る、筋を通す、スピード対応をする、礼儀礼節を大切にする。
こういった当たり前を当たり前にできないところから信頼は失われます。
我々が上記に挙げたことを100%全てできてるかというと、できてないところもあります。
上を目指す前に、足元をしっかり見る。固める。足元が固まるから、そこで踏ん張りが効いて上に飛べる。
今年はこれまで以上に、この「当たり前のこと」を見つめ直し行動しないといけません。いや、ホンマに。
戦略とかそんなものではなく、会社ってこういうところから崩れていくものです。
自戒の念も込めて、ここに記しておきます。