Goalist Developers Blog

What's your Goal?

株式会社ゴーリスト代表 加藤龍のブログ

社風を良くするためにやってる7つのこと

先週、新年明けて早速ですが非常に濃い1週間でした。
今週は初のインターン生も入ってくるということで、社内が活気付きそうで非常に楽しみです。


ただこうやって人が増えていくとコミュニケーションが希薄になりがち。
そしてコミュニケーションが希薄になると、価値観や社風が薄れていく傾向にあります。

ウチは今10人を超えたくらいですが、同じくらいの規模のベンチャー経営者が結構悩んでると聞きます。
最初のメンバーと後から入社したメンバーの温度感が違う、、みたいな。
それはつまり社風の浸透が仕切れてないということかと思います。

ちなみに僕の前職はこの社風維持というか価値観を浸透・実践するということにそれはそれは力を入れていました。
そしてその強みが企業として競合優位性を保つことに非常に影響を持っていたので、僕自身もかなりのリソースを割いてやっています。


具体的には以下のようなことをやってます。


1 ミッション、ビジョン、バリューの策定

わざわざ書くまでもないですが、、まずはこれでしょう。
何のために自社があり(ミッション)、中期的にどこを目指し(ビジョン)、行動する軸(バリュー)は何なのか。
ウチはこの3つが固まるまでなんだかんだで3年弱かかりましたね。。

そもそも社風というのは、組織を構成するメンバーの言葉と行動で作られます。
言葉であれば、社内で取引先のことをさん付けで呼ぶのか呼ばないか、とか。
行動であれば、問題が起きた際にまずは報告するのか、それとも自身で解決策を考えてから報告するのか、など。
またその言動はすべてミッション・ビジョン・バリューに照らし合わした際に、ズレてるかズレていないかがわかる状態にすることが大事です。
 
会社というのは、ある意味宗教的な側面も合わせもってると思ってます。
何を信じるのか、何が大事なのか。
これを決めてとことん浸透させることで、揺るぎない強固な絆が生まれチームが強くなります。
そしてそれは外から見てもなかなか真似のできないもの。だからこそ競争優位性につながるのだと思います。

だからこそミッション・ビジョン・バリューを策定するのに時間をかなりかけました。
ここがズレてると、、すべてがズレていくので。
まずは自分で考えたものをメンバーに投げかけてみてディスカッションしたり。合宿も数回数行い、完成しました。
その決めるプロセスにメンバーがかかわってること自体が浸透の役目を果たしてもいます。
 


2 合宿
 
全メンバーでの合宿をしています。コンテンツは、大きく2つありまして。
まず1つ目はメンバー1人1人を徹底的に知ること。
小さい頃から今に至る人生をみんなの場で語ってもらいます。いきなりは語れないので、半生を少し面白く書き出せるコンテンツを用意しています。
それを基に発表。そしてその人に対し、聞きたいことを匿名で集め、その場で答えてもらいます(ノーコメントもあり)。
テレビで言うと、おしゃれカンケイとか徹子の部屋みたいな感じでしょうか。1人が1人がかなりスポット浴びて、そして意外な一面が必ず出てくるので本当に面白いです。
人見知りのメンバーが「こんなに自分のことを話したいと思ったのは初めて」と言ったのをよく覚えています。
人は人に興味を持ってもらいたいものですしね。



3 非日常体験
 
これは僕の趣味から派生してしまいましたが、、合宿の帰りにみんなで滝に打たれてます。
別に滝行じゃなくてもいいんですけど、「1つの場所に集まって、非日常体験を全員でする」
ということに意味があると思ってます。今年は富士山に登る話も出てますね。。
研修でもアクティブラーニングってのがありますよね。絶対できないと思うようなアスレチックを全員でやるような。
それに感覚は近いかもです。




4 エンジニアの顧客訪問

めちゃ各論ですがw
ウチはエンジニアとセールス&マーケという2つのチームがあります。
得てしてエンジニアは中、セールス&マーケは外となりがちです。ただ中にいるエンジニアが顧客の顔を見ることで同じ温度感で仕事を捉えることができ、また顔が見えることでお役立ちしたいという強い思いも生まれています。
結果、エンジニアとセールス&マーケのメンバー同士も同じ温度感でコミュニケーションが交わせるので、セクショナリズムを防ぐことにつながっています。



5 パワーディナー

毎月1回、僕とメンバーで飲みに行きます。マンツーの時もありますが、最近は「誰と行きたいか」を言ってもらいできるだけ希望に合うようにセッティングし、複数で行くことが増えました。仕事だけではなく、私生活のことなどざっくばらんに話すのに、やはりゴハンを食べるというのは最高の手段だと思います。
また「こんなことしたいんです!」と言われて「じゃあやってよ」って決まることも結構多いです。



6 ネガティブ日報

これもかなり各論ですが、、実はすごく大事にしています。
中身はは、本日のTodo結果・今抱えているネガティブ・明日のTodo・報連相、の4つ。
Todo系より、今抱えているネガティブと報連相が大事です。
ネガティブを毎日吐き出せる機会を設けることで、問題解決を早めたいという狙いがあります。
1人1人責任感が非常に強いので、ホッておくと抱えてしまうんですね。そうなるとなかなかパフォーマンスもあがらずネガティブな雰囲気にもなりかねない。
問題は共有した時点で半分解決みたいなところがあるので、毎日ネガティブを出せる機会というのは大事なんだと思ってます。



7 ワイワイmtg

役員会、Y会、ワイワイ、、、という由来ですがw
とにもかくにも経営陣が一枚岩になっていないと話しにならないということで、、、週間で朝から話します。
Goalシートという半期のプランをまとめたシートがあるんですが、それをベースに中期的なことと、採用・組織について。
夜はゴハンを食べながらまた同じことを話します。

外部資金を入れていないので、自分たちを戒めるのは自分たちだけ。
お互いが踏み込んで話し合うことは非常に大事なこと。またそれぞれ役割も個性も全く違うので毎度勉強にもなりますね。
 



前職は、僕が入社した時には5人、辞める時には約400人。

どれだけ人が増えようと、価値観や社風を浸透そして実践させる仕組みがあり、それがそのまま企業としての強みになったのを目の当たりにしました。

そこでの学びが今非常に役立っています。
感謝感謝です。