Goalist Developers Blog

What's your Goal?

株式会社ゴーリスト代表 加藤龍のブログ

2013年、読んでよかった本ベスト5

毎年、100冊の本を読むことを目標にしてるんですが、
今年は早速ペースが遅くてやばい状況です。。

昨年は101冊読了しました。目標+1は超えないとということで
最後の1冊は中身を読むというより、読了目的で読んでしまった、、反省。

その中でも昨年読んでよかった本ベスト5を紹介したいと思います。


第5位 人を動かす

ビジネス書、自己啓発書の大御所です。
昨年読んだというか、昨年も読んだという方が正しいです。
かれこれ4回くらい読んでますね。
メンバーが増えたタイミングというのもあったので、再読しました。
冒頭に出てくる「盗人にも五分の理」が印象的で。頭にずっと残ってます。
盗人であっても、自分は正しいと思ってるということをわかった上で接しないと人は動かないという。

例えば、、その場での都合に負けてしまって行われた言動については、本人も自分でマイナスなことだと気付いているので、その後はあまり問題ないんですよね。
むしろ追求しなくてもいいくらいです。
問題は本人が正しいと思ってやっている言動が明らかに間違っている時。
そういう時、どうするのか。そういったヒントが盛りだくさんな1冊です。

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

しかしこの本、中身は素晴らしいんですがタイトルがどうも嫌いなんです。。
何かこう、うまく人を操る的なニュアンスにも取れるじゃないですか。。
全然そんな中身じゃないんですけどね。



第4位 戦略思考トレーニング

これ、2も出てます。もちろん両方読みました。
戦略にまつわる一問一答方式の本で読みやすく、ためになります。
大手企業の実例もあり、なるほど!と膝をうつ内容も多いです。
リソース少ない企業は、戦略で勝負ですからね。ベンチャー企業の方は読まれるといいんじゃないでしょうか。

この本、昔読んでた頭の体操に感覚が近いなぁ。。



第3位 なぜハーバード・ビジネススクールでは営業を教えないのか?

20代はハーバード、って書いてたらエエ本やから読もう、みたいなミーハーでした。
恥ずかしい。
年齢を重ね、30過ぎてからやっとタイトル買いをしなくなりましたね、、まぁそれはええとして。
この本はライフネットの岩瀬さんの書評を見て購入しました。
ここに出てくるセールスマンは猛者of猛者。
セールスアニマルという表現が出てくるくらいです。

何か昨今のスタートアップ界隈ではとにかくいいサービス、受けるサービスを作ってソーシャルメディア
イベントで広めていく的な流れが感じられます。
またインバウンドマーケティングという手法も浸透してきており、
いわゆる昔ながらの泥臭い営業、というものの存在が薄いような感じを受けます。
ところがこの本ではガッツリ営業しなさい、と。
セールスフォースも怒涛の営業をしたということが書いてあります。

ウチは法人向けとか人材業界向けということもあり、頷けることが多かったです。
昨年はサービスを固めるフェーズだったので、今年はやっと攻めれる年。
営業マンも初めて採用し、もちろんこの本を読んでもらいセールスアニマル化してもらおうと思います。ガルルル。。

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

ちなみにこの著者、岩瀬さんがハーバードに留学してた時の同級生とのことです。



第2位 ルールを変える思考法

ドワンゴ川上さんの本です。この方、ホンマに面白くてすごい人ですよね、、頭めちゃええし。
ニコニコ動画がなぜ独特のポジショニングを取ることができ、伸ばせてるのか、、
またその他にもドワンゴが取ってきた戦略の数々が書かれてあります。

日本橋にオフィスを構えたのも、IT系が渋谷に多いからその逆の方を選んだとか、、、
他にはYouTubeにいかに負けないか、をどう考えサービスに組み込んだとか、、、
ランチェスター孫子の兵法をガチで実行しています。

あと「新しいことを始める時にはメンバーにシェアしない」というのもエピソードを読んでかなり腹落ちしました。
実際ウチもHRogという人材業界に特化したキュレーションメディアを立ちあげたんですが、できあがってからメンバー全員にシェアしました。
形になってるからこそ、人は興味を持ち協力してくれる、というのが目の前で起こりましたしね。事業推進にもかなり参考になりました。

川上さん、もともとシュミレーションゲームが大の得意なんですって。戦略に長けているはずです。



第1位 プロフェッショナルの習慣力

そして1位はこちら。著者は元シアトルマリナーズのトレーナー。
成功し続ける選手とそうでない選手の違いは習慣であると。

そして習慣の鬼(?)と言えばイチロー選手。
そのイチロー選手とも同じチームにいたこともあり、イチロー選手の事例が盛りだくさんです。習慣、ルーティン、朝のオン、夜のオフなど、、、
仕事のみならず人生においても非常に大事なこと、、それでいてすぐに実践できるヒントが書かれています。

僕自身、禅やヨガの考えが好きなんですが、それに通じるものがあり、改めて自分を見つめるいい機会でした。
ちょうど年末に読んだので今年の目標の立て方がグレードアップしました。
これはウチのメンバー全員に読んでもらおうと思います。

この本を読んで作ったルーティンが4日目にして早速崩れました。。現実は厳しい、、めげずにがんばります。



以上です。

誰が言ったか忘れましたが「本を読むのは自由になるため」だそうです。
というわけで今年もたくさん本を読んで、アウトプットの質と量をあげて自由に近づけるよう、がんばりたいと思います。

起業して3年が経ちました

早いものでもう3年。
浮き沈みや修羅場や出会いなど、、
これまでの人生では味わえなかった刺激的なこと盛り沢山な、めちゃくちゃ濃い3年でした。

その中でも2013年は一番濃度の高い年やったなぁ、、まぁ毎年そう言うんやろうけど。
といわけで、2013年の振り返りを兼ねて、5つにまとめてみます。


1 大手取引先が増えた

これは戦略というか、HR業界(人材、求人)に絞ってるので至上命題でした。
ウチは今、求人媒体の情報を収集し分析するサービスがメイン。
求人媒体の収集・分析は大手さんはもちろんやってましたが、やはりどこも膨大な工数が
かかってたり、運用に問題が生じたりということでウチに依頼してくれるようになりました。
現在求人マーケットが非常に好調ということで、新たな求人媒体が出たり、プランが変わったり、
分析すべき軸が変わったりすることで、どんどんニーズが変わります。
そのキャッチアップのスピードに満足できてはいませんがクライアントとディスカッションを重ねながら、日々ブラッシュアップしています。
しかしクライアントのほぼ半分は前職社長からの紹介、からのお取引に。感謝感謝です。


2 死ぬかと思った

確かこういうタイトルの本があった気がする。。少し大げさな表現ですが、
起業して一番の修羅場を体験しました。3月ですね、うん。

先に上げた大手クライアントの数社は1年〜2年越しの受注。まさに念願の受注でした。
クライアントとの要件定義も終わり、開発と運用オペレーションも含めてしっかりシナリオ組んで、、
メンバー全員集めて少しばかりの「ここからが勝負だ、がんばろー」的な飲み会もして。
確か大井町土間土間やったな、、
まぁ自分としては万全の体制を組んで、中旬ごろにセブへ帰りました。
(初めてのご覧頂いた方、なぜセブなのかはこちらから)

ところが、神様は試練を与えるもので。
結論から言うと、、セブに着いてすぐに、日本にいるメンバーの営業担当と開発担当がほぼ同時に
会社に来れなくなって。当時社員は僕含めて3人。そのうちの2人が来れない状態。。
理由は仕方ない、というかどうしようもないことでしたが。。
とにかくアルバイトの女の子2人だけが出社してるという事態になって。
エライことです。連絡もなかなかつかないので。

クライアントからは怒涛のクレーム、当然です。鳴り止まない電話とメール。
納期は遅れるし、、というかテスト納品もでけへんし、、プログラムが正常に回ってないし。。
もちろん見込んでいた入金もされない状態。

また当時、受託案件の納品作業が残ってけどこれまた全ストップ、そしてクレーム。。
それで数百万単位の入金も止められて。
さすがにマズイと思い、弁護士に相談したところ、こちら側の意見もしっかり主張して、、で最悪の場合、いわゆる出るとこ出れば戦えば少なくとも70%はもらえたものの、
こんな状態でそんなことをする余力などあるはずもなく。。
この時期は会社の残高がとんでもない桁数まで減りました。

いやー、、今思い出しても二度と経験したくない修羅場、でしたね。
メンバーが心配だとか、お金が無くなって潰れてしまうかもとか、、色々と辛さを感じるポイントは
ありましたけど、何よりウチに期待してくれたクライアントを早々に裏切ることになったのが一番辛かったです。


3 メンバーが増えた

捨てる神あれば拾う神あり。

この状態で経営や事業を続けるのはさすがにピンチ、ということで色んな人に相談に行きました。
みなさん忙しいので、中には夜中や土日におしかけて時間をもらいました。
そこで本当に色んな人に助けてもらい、アドバイスをいただいたり、人を紹介してもらったり、、
そして何よりクライアントにも理解してもらえて、、何とか乗り越えることができました。

その中でも大きいのがメンバーが増えたことです。とある人からの紹介で出会い、
あれよあれよということで、6月からエンジニア層がかなり厚くなり、技術基盤が固まりました。
そこからエンジニアはもちろん、デザイナーや営業のメンバーも増えて、現在は10人の体制になっています。

採用費はゼロ。しかも間違いなく人材紹介や求人媒体では採用できないメンバーだと自負してます。
実力はもちろん、価値観も非常に合うメンバー。
このメンバーが増えてから一気に事業が回りはじめました。修羅場をくぐったご褒美ですかね。
とにかくメンバーと過ごす時間が楽しくて、刺激的です。またそれぞれが違う強みを持っていて、
弱みを補完し合ういい関係です。

個人としてもみんなユニークで、アニオタコスプレイヤーがいたり、ロボカップサッカーの元日本代表、元脚本家、釣りオタクに椎名林檎オタクなどなど。個性が強くて、、、
でもその個性の強さからのチームプレーという理想のチームになりつつあります。

採用方法はいたってシンプル。今いるメンバーの知り合いを紹介してもらう。ただそれだけです。
ただ相当なコミットをしてもらい、定期的に僕が数人と面談を重ねています。
今の規模だと高い給料を出せるわけでもない、でも即戦力が求められ、価値観も必須。
なので、この方法が一番固く良い人材が採用できます。

また、ウチのように外部資金を入れずに、手金だけでやってる場合には、特に戦略が大事です。
トライアンドエラーの回数が限られてますから。マリオで言うと3機くらいしかない感じです。
そして戦略を構築する能力と実行する能力は全く別モノ。人があって初めて戦略が実行されます。
なので、この人材採用は来期も一番力を注がなければならないところです。
そして僕の一番の仕事でもあります。がんばろう。


4 ミッション・ビジョン・バリューを作った

前職はミッション・ビジョン・バリューの浸透をさせることで、すごく社風のいい会社になっています。
もちろんそこで育ってるので、メンバーが増えたタイミングで着手しました。
数度に渡る合宿でディスカッションを重ね、完成。ただ大事なのは作ることではなく、浸透及び実践。
来年は繰り返し繰り返し発信し、色んな仕組みを通じて、強い組織にしていきます。


5 住友新橋ビルに移転した

人が増えたタイミングでオフィスを探してたら、これまたご縁があって
株式会社マインドパレットさんとオフィスをシェアさせてもらうことになりまして。
ちなみにここの代表の神尾さんとは公私ともにホンマに仲良くさせてもらってまして
土日飲みしたり、銭湯行ったりと、、彼とは同い年で創業年も同じ。
ただVC入れての経営と手金だけの経営ということで、お互いにとっていいディスカッションができて、、、るはず。少なくとも僕はかなり勉強になってます。

また住友不動産さんのご厚意もあって、破格の条件で入ることができたんです。
ベンチャーにも優しい、、ありがとうございます。新橋駅から徒歩2分、もう最高の立地です。

ただもう人がいっぱいで僕の席がないレベルなので、、近々移転します。
新橋がええけどまぁ高いので、、多分神田あたりになるかもです。


さいごに

色々とあった2013年ですが、今思い返せばホンマにいい経験ができて、メンタル面で特に成長を
実感できてます。

関係者のみなさま、支えてくださったみなさま、みなさまのおかげで今年も無事決算を
迎えることができました。本当にありがとうございます。
来年度もみなさんの期待に応えらるよう、、
また何より自分たちのためにダントツの成長を目指します。

ではみなさん、よいお年を!

2012年をサクっと振り返り(個人編)


(読了時間:約3分)

年明けてだいぶ経っちゃいましたが、2012年を簡単に振り返りたいと思います。
完全に個人編です。色々ありましたが3つに絞りました。
ではゆるーくいきます。

父親が個展を開く

いきなり父親ネタかいっ、という感じではありますが。

父親が趣味で始めた絵語録、、個展を開くということで、神戸まで行って来ました。
本業は自転車屋なのですが。。

約300人の来場で絵語録は約700枚売れたそう。

父親は昔からサハラマラソン出たり、タンザニアにある6000mの山に登頂したり、知床半島一周したりしてるけど、
今改めて思うと人生ホンマに楽しんでる感じですね。

兵庫の片田舎(って言うと怒られるかもやけど)に店があるんですが、トレイルランとかの打ち上げとか半端無く人が集まるんです。
間違いなくボクより友達多いです。

しかも今回、父親の個展で奇跡的に、、しかも20年ぶりくらいに従兄弟にも会いましたが、
家でボルダリングできるように部屋改造してる。おかしくないですか。

もう1人の従兄弟は今もパラグライダーで飛びまくってるし、3度の日本チャンピオンになって、
ワールドカップに出場してたり。

伯父さんはモトクロスの元全日本チャンピオンやし、バイク関係の本出版してるし。

親族のみなさん、ホンマに同じ血なのか疑うレベルの事してるんです。
加藤家で唯一ビジネス界に身を置いてる者として、ホンマ負けとられんなーと強く思った出来事でした。

滝行ツアーを開催

年に1回滝行に行ってるのですが(突っ込みどころ多いですが無視してください)、その話を何人かにしたところ、
是非行きたいというリクエストがあったので、今回初めて3人で行って来ました。



こう見ると「何や端の方であんま当たってへんやん」みたいな感じですけど、


これもんで


これもんですよ。

写真ではなかなか伝わらないのが残念ですが。
これ、かなりの衝撃です。

ボクがいつも打たれるのは陣馬の滝。
連れて行った2人が初めて水に足を入れた時、発した言葉が一緒でした。

「ちょっ、、これは、アカンアカンアカンアカン」

もはや冷たいとかでは無いんですね、アカンのです。体がこれはアカンと判断したみたいです。
ただもちろん、しっかり滝に打たれてもらいました。

2人とも終わった感想は「これはハマる」「みんな絶対やるべき」とかなりポジティブな感じでした。
よかったです。今年も行きますので、参加したい方はぜひ連絡ください。

セブに引っ越し。初の海外生活スタート

今年の6月からセブに引っ越し、東京とセブを半々で行き来する生活を始めました。


(shangrilaのビーチ。モルディブばりの綺麗さ)


(山の上から。セブを一望です)


(家からの景色。朝は鳥の鳴き声も聞こえます)


(moevenpickのプール。ここはランチが美味しいです)


(住んでるコンドに付いているプール。平日はほぼ貸切状態)


(これも家から。夕焼けも綺麗です)



半年が経ちましたが、、非常にいいリズム、環境です。

よく聞かれることですが、、仕事への支障はありません。
逆に日本にいる時間が限られてるので、顧客訪問や会食、採用活動など、、
対面で行うことをしっかりスケジューリングするようになりました。

そして今やクライアントから「今月はいつまで日本ですか?」と聞いてくれるようになり、
ボクが日本にいる間にアポイントを設定してくれるようになりました。

ですので日本にいる間は、訪問と会食がかなり詰まります。ですので時間の使い方としては、かなり効率的になってます。
というか効率的にしないと、と本気で考えますね。

セブにいる間は、考えるのが仕事です。ビジョンや事業構想を練ったり、読書したり。
あとは週1のSkype mtgでメンバーとコミュニケーションを図ってます。

仕事以外では、地域のコミュニティに参加したり、現地の日本人の皆さんと交流したり、、
細かいことになると、ビザの更新をしたり、お手伝いさんに来てもらったり、国際免許の手続きをしたり、と新鮮な毎日です。

英語はまだまだ発展途上ではありますが、、、大きな変化としては外国人に英語で話しかけたり、
話しかけられたりすることに全く抵抗が無くなったことです。自分の中では大きな変化でした。

やはり強制的に英語を使わないといけない環境に身を置くことは大きいです。
今年はこの環境をもっと利用して、英語習得をスピードアップさせたいですね。



というわけで、、
2013年も「今、ここ、ど真ん中」をテーマに、今まで以上に人生楽しみたいと思います。

起業して2年が経ちました


(読了時間:約6分)


みなさま、あけましておめでとうございます。


本日でゴーリストは丸2年を迎えました。
ここまでやってこれたのもクライアントのみなさま、応援してくれるみなさま、そして何より一緒に働いてるメンバーのおかげです。
本当にありがとうございますm(__)m


2012年はゴーリストの創業2年目、そして個人的には海外生活1年目という年でした。
備忘録も兼ねて振り返りのエントリーを書きます。


トピックスはザッとこんな感じです。

・売上が前年に比べて約350%増、利益は数千%増(1年目がショボイのと、そもそも絶対額が少ないので当然ですが、、)

・CTO採用成功による、技術力の安定化(これを機に、一気にエンジニア確保のスピードが速まった)

・メンバーが国内、海外合わせて10人を超える(海外も含め全て人伝手。そこからは怒涛のリクルーティング)

・現時点で今期確定売上が、昨年売上高を超えている(自社プロダクトによるストック売上比率が増えたため)

・自社プロダクトによるストック売上のみで、黒字化達成(受託がMustでなくなったのは非常に大きい)

・2度の視察の結果、シンガポールに出店しないことを決定(直近ではという意味で、です)

ベンチャーキャピタル4社から問い合わせ&面談(露出はしていないのにどこから知るのか。。ちなみに外部調達は今のところ考えてません)

・メンバーが過労でダウン&大型入金遅延トラブルが同時に発生(結果オーライ。正直、ほとんど寝れない日々が2週間続いた。。)


止まらないのでこの辺りにしておいて、、、以下2012年に感じたことです。


何をしないか、が大事

とある自社プロダクトを何社かにプレゼンしたところ、かなり手応えを感じ、ここが勝機だと判断。
年内にやろうかなと思っていた他のタスク、、新しいプロダクトのリリースや自社ホームページの更新等を無くし、
社内のリソースを1点に集中しました(かなり勇気はいりましたが)。

その結果(というか時系列では並行してるのですが)、大手クライアントからの受注ラッシュ。


また、これまで集客&採用目的だったブログ更新をやめました。
統計を取った結果、ブログからの問い合わせやメンバー応募が効果的でないことが判明したので。
2004年からブログを書いてますが、ブログはとにかく更新し続けるもの、みたいなのがありました。
ただ目的を再度見つめなおした結果、ブログ更新をストップ。

それでも集客や採用で困ることはなかったですし、その時間を他のタスクに充てることができました。
(ただブログのクオリティや認知方法を改善しなければならない、という課題は残ってますが)


戦略とは戦いを略すこと。

文字面で知ってるだけなのと、それを実行できるかどうかは、100倍くらいの差がありますね、、
しかし思い切ってよかったと思います。


今年やることではなく、今週やることに集中

ゴーリストでは年間計画を立てていません。戦略や大きなKPI(自社プロダクトで黒字化、など)は決めていますが
いついつにあのプロダクトをリリースして、、とか○月には売上○○○○万円、、などは一切ありません。

正確に言うと「期初の時点で」年間計画はありません。

なぜなら市場の状況や顧客の反応、自社のチーム構築によって、プロダクトの優先順位や目指すべき売上額などが大幅に変わるからです。
また「今」より「計画」が優先されるってのは往々にしてあること。これはもう悲惨です。Goalがブレてしまいます。
年間でやることが明確に決まっているのに、今日やることが明確に決まってない、ってのもよくある話です。

計画なしに仕事をするのは恐いと思う人もいるかも知れませんが、現実と折り合わない計画に従って仕事をするのはもっと恐いです。

ですので「今年やること」は決めませんが、「今週やること」は明確に決めます。「今日やること」なんかは当然ですね。
今週やること、というのは非常にいいサイズです。Todoが明確に決められますし、検証もしやすい。調整もできる。

1年は52週。ですので52回のmtgで戦略に基づくPDCAを回しながら、大きなKPIを目指す感じです。

これは非常に有効でした。

上記にも書きましたが、捨てることができたのもこの仕組みがあったからだと思います。
今年はこの週間マネジメントの仕組みをより円滑に、パワフルに回すようにしていきます。


当たり前を、当たり前以上に

信用も実績もない我々みたいな若い会社は、信頼が唯一の武器です。

なので、コンペになった時には言われた要件だけではなく、とにかくクライアントの課題を解決するために
総動員でアイデアを練りましたし、1日でも早く、時には1時間でも早く企画書や見積書を出しました。
訪問する際は必ず5分前に到着することを心がけてます。
あいさつはしっかりはっきり、します。
依頼されたタスクが期限に間に合わない時は、理由を率直に、リカバリー策を早く伝えます。
ゴハンをご馳走になった時はその場でお礼をするのはもちろん、翌日にもお礼をします。

こういう小さな当たり前が積み重なって、少しづつではありますが、信頼を得てきたと思います。
その結果、今まで考えられなかった大手さんも含めて、色んなクライアントさんからもお仕事をいただけました。


しかし信頼を得るにはホント時間がかかるし、失うのは一瞬です。
時間を守る、筋を通す、スピード対応をする、礼儀礼節を大切にする。
こういった当たり前を当たり前にできないところから信頼は失われます。

我々が上記に挙げたことを100%全てできてるかというと、できてないところもあります。
上を目指す前に、足元をしっかり見る。固める。足元が固まるから、そこで踏ん張りが効いて上に飛べる。

今年はこれまで以上に、この「当たり前のこと」を見つめ直し行動しないといけません。いや、ホンマに。
戦略とかそんなものではなく、会社ってこういうところから崩れていくものです。

自戒の念も込めて、ここに記しておきます。


2013年について

「積み重ねる」

これまでは売れるサービスを見つけなければならなかったり、エンジニアが全然足りなかったりで
いわゆるギャンブル性の高い経営でした。

ただこの2年でやっと「これ」という事業ドメインが固まり、顧客作り、組織作りができてきました。
今年はそれをしっかり形にする年です。

信頼、実績、技術力、顧客、売上、海外基盤、組織力。
これらをしっかりと確実に積み重ねる。

そんな1年にしたいと思います。


本年度もみなさま、よろしくお願い致します。

天才、求む

根拠なき自信がある人

未踏の世界に飛び込む勇気がある人

未来を創るために今を頑張れる人

人生の主人公は自分だと言い切れる人

自分の弱さをさらけ出せる強さがある人

全てが学びだと受け取れる謙虚な人

有限の人生の中で無限の可能性を試したい人

今のままじゃ死んでも死に切れない人

これがゴーリストが考える人生の天才です。


こんな会社です

このポジションを求めています

エンジニア
国内はもちろん、国外でも使われる自社サービスの開発をしたい方募集です。
企画・設計から開発・運用まで、すべての局面において活躍する場があります。
会社のアーリーステージを支える技術基盤を一緒に作っていくエンジニアを募集します。

必須条件
LAMP環境、またはそれに類似する環境でのWEBサービス開発実務経験
関数型言語に興味がある、もしくはプログラムを組んだことがある

できれば
・DB(主にMySQL)のチューニング経験
AWSを利用してのインフラ構築経験
JavaScriptを利用した開発経験


WEBマーケッター自社サービスの会員獲得を目指し、WEBでの施策を中心としたマーケティングプランの企画・実行をしていただきます。
またその他サービスもインバウンド型営業を行なってますので、そちらもお願いしようと思います。

必須条件
SEO、リスティングなどWEBマーケティング業界の経験

できれば
・人材業界、求人メディア業界経験
・法人営業経験


▶応募方法
facebookで僕にメッセージをください。応募ではなく質問も大歓迎です。
よろしくお願いします。

http://www.facebook.com/r.kato178



(過去エントリーも参考にしてください)

アリアハンから共に旅立つ、4人目のメンバー求む!
http://d.hatena.ne.jp/r_kato/20120412/1334221139

アリアハンから共に旅立つ、4人目のメンバー求む!

アリアハンから出るためには4人のパーティーを組む必要がありますよね。
現在、勇者・僧侶・魔法使い、まで揃ってる感じです。今回は言うなれば戦士や武闘家がパーティーに加わって欲しい感じでしょうか。

意味のわからなかった方々(いるのかな?)、すいません。。
ゴーリスト人材募集のエントリーです。

どんな会社なの?

設立して1年ちょっと、品川にある、まだ3人の会社です。
代表の私が経営全般・マーケティングを担当しており、あとのメンバーはWebディレクター、エンジニアという構成です。
今は人材業界や求人業界に対して、IT・Webサービスを展開しています。
簡単ではありますが、会社概要や戦略などをスライドにまとめていますので、見てください。

また過去に書いたこのエントリーも参考にしてください。

「Goalistという会社」
 http://d.hatena.ne.jp/r_kato/20110412/1302587928

こちらもどうぞ。

「Goalistコンテンツ一覧」
 http://www.goalist.co.jp/contents.html

どんな仕事なの?

現在、NakedというASP事業を行なってますが、そのNakedを軸に新たな事業を展開します。
もちろん詳細はここで書けないので、お会いする段になればお話しします。インパクトあることをする予定ですよ。

で、その事業を共に作ってもらうのが仕事です。

まだその事業の大枠しか決まってないので、これからビジネスモデルやサービスの仕様、マーケティングに顧客開拓方法などを詰めていく感じです。
実務としてはマーケティング&顧客開拓を担当してもらいます。

最終的には事業責任者としてはもちろん、役員への登用も視野に入れています。


どんな人が欲しいの?

定量的な条件は、

・業界経験(ネット広告、人材派遣、人材紹介、採用コンサル、求人メディア、求人代理店、のいずれか)1年以上

・職種経験(経営、営業、マーケティング、企画、Webディレクターのいずれか)1年以上

だけです。年齢、性別、学歴不問。
(ちなみに今のメンバーは全員男性で、34歳、32歳、30歳といった構成。業界経験あるのは僕だけです)


以下、定性条件です。

自信のある人。
名も無き会社が今までに無いサービスを展開するということで、それはそれは困難だらけです。
でもそんな状況でも「絶対にできる」という根拠なき自信を持てるかどうかがキモです。
もちろん精神論で終わらせるのではなく、「できる」と言い切れるくらい努力をすることが前提条件です。


イデア好きな人。
労働集約ではなく、知識集約の会社でありたいと思っています。スタートアップ企業を取り巻く環境は5年ほど前から徐々に、、、
そして現在は劇的に変わりました。
クラウドに代表されるITインフラ及びアプリケーションの低価格化、オフィスや技術のシェア文化、ソーシャルメディアによる口コミ効果など。。
保有しているモノや資金が付加価値の時代ではなくなってきました。
今はアイデア(止まりになってはいけません)が非常に高い付加価値になる時代だと思っているので。

以前、この辺りの考えについて書きました。

「全員がプロデューサー」
 http://d.hatena.ne.jp/r_kato/20110726/1311688292

文章力がある人。
基本的にウチはインバウンド営業ですのでコンテンツを作り続けていきます。
よって、ブログとかメルマガの原稿を考えてもらう必要があります。ただブログの執筆経験がなくても構いません。あとhtmlとかは知らなくていいです。
それは別で担当がいますので。
インバウンド営業については、この動画を見て貰えればわかりやすいと思います。

ちなみに文章を書くということは、頭の中で考えてることをアウトプットする作業ですので、文章力のある人はプレゼンテーションも上手い傾向があります。
そういうところも狙っての要件です。


タバコを吸わない人。
ウチの考え方として、喫煙してるってことは健康に配慮できてないと判断しています。
という自分も7年前までは吸ってましたが。。入社までに禁煙する、でもOKです。


パートナーと仲がいい人。
嫁さん、旦那さん、彼女、彼氏。自身のパートナーと仲が良くないと、仕事も高いパフォーマンスが出せません。
自分の夢を理解し応援してくれるパートナーがいることはものすごく大事なことです。
えっ、相手がいない?もちろんOKです。いい人見つけましょう。


Appleが好きな人。
ゴーリストではWindows禁止ですので、必ずMacで仕事してもらいます。
これは完全にウチのエゴですね。Apple信者なもので。。もちろんMac初心者でもOKです。

どんな条件なの?

勤務地は、京急新馬場駅から徒歩2分の品川ブランチです。
給料は面談時に希望を言って下さい。こちらの事情も全てお話しするので、そこで決めましょう。
入社時期も同じく面談時に決めましょう。在職中の方が多いかと思いますので。

どうやって選考するの?

1 加藤のFBメッセージに http://www.facebook.com/r.kato178 過去在職した企業名と簡単な職務経歴を送って下さい。
ここでまず最初の選考します(通っても通らなくても、連絡はします)

2 選考が通れば、次にウチの役員たちと一緒にゴハン食べながら面談します(食事代はごちそうします)。

3 もう1度ゴハンに行きます。

選考プロセスは以上です。

さいごに

今、参画してるメンバーはたまたま2人とも「いつかは自分でやろうと思ってた」という背景があります。
ゴーリストは、お互いに無いものを持っているメンバーを集めたいと思っています。
起業(=経営)は、営業力・企画力・マーケティング力・技術力などのオフェンスと、総務・財務・法務・人事などのディフェンスがあって
始めて成り立ちます。ドラクエも、バランスのいいパーティー構成にしないとゾーマを倒せませんしね(なぜか3)。

ですので「いつかは自分でやりたいけどタイミングが、、、」とかもしくは「一度自分でやったけど失敗した、、」
という方はスッと合うかも知れません。もちろん、そうでない人もご応募お待ちしております。

39度の風邪を30時間で治した話

あれは、シンガポールに行く当日、2012年2月18日(土)。

朝から土壇場の荷造りをし、付け焼刃に英会話テキストを読み漁り、
オンラインではできない仕事の準備をしていた。

昼頃に差し掛かったころ、どうも体がだるい。
そうか、前の日にB'zのDVDを見ながら筋トレをしたからだな。
いつもよりアドレナリンが出てたから、腕立てとか回数多かったしねー。

なんて言い聞かせたいたのだが、どうもおかしい。
アツい。背中が燃えるようにアツい。
ツバを飲み込むとノドが痛い。
アツい。頭がアホみたいにアツい。

そこから現実を受け止めるまで約5分ほどだったと思う。

「そうか。君は風邪を引いたのか」

この本を思い出し、精一杯強がって、つぶやいたセリフだ。

(読んでません)


まずは現状把握

症状が発覚した(受け入れた)のは日曜日の14時ごろ。

まず熱を測る。38.8度。
Oh...ガチだ。これはガチだ。
体のだるさが節々の痛みに変わってきている。

この日は日曜だったということもあり、病院に行く気にもなれなかった。
シンガポールへの出発まであと8時間。時間もない。

ググった。
とにかくググった。
今までの人生でこれほどまでググったことは無かった。


「だから、結局何が言いたかってん」

「結論から書けよ、しかし」

「いやいや、これさっき見たやつやん」

「イラストと説明文全然合ってへんし」

「ちゃうねん、今はそんな精神論はいらんねん」

早く治さなければいけないという焦りからか、サイトに対してのツッコミも激しさを増してきた。
いちいちツッコミだした。1サイト1ツッコミみたいな空気にもなった。落ち着け、オレ。

そして20くらいのサイトを巡回。
様々な記事、ブログ、コンテンツから判断し、自分の症状にマッチするものを選び実行することにした。

どうも見ていくと、各論の症状を緩和する処置と、全体的な回復力を促進する処置にわかれていたので
それに従うこととした。いざ薬局へ。

症状を緩和する

まずは端的な症状(熱、ノド、寒気、鼻)を治すためのアイテムを購入。

熱に対し、熱さまシート。

おでこにはもちろん、リンパの通ってる箇所に貼る。
足の付け根とか、腕の付け根とか。


ノドに対し、ヴィックスドロップ

これはもう、無くなる度に舐めました。


寒気に対し、ホッカイロ

腰、背中、肩甲骨あたりに複数枚。
空港に出かける時はズボンのポケット×2、ダウンのポケット×2を忍ばせ徹底的に温めました。


そして鼻に対しては、この有名なやり方を実践。
これも鼻がつまる度。

「これは画期的!その場であっという間に鼻づまりを治す方法」
 ステップ1:深く息を吸う。
 ステップ2:吐く息がなくなるまで、ゆっくりと息を吐く。
 ステップ3:鼻をつまむ。
 ステップ4:頭を上下にゆっくりと動かす。空を見て、地面を見るまで2秒くらいのスピードで。
 ステップ5:これをもう息が必要という、ぎりぎりのところまで続ける。
 ステップ6:鼻づまりが解消した、空気の通う鼻呼吸を楽しむ。

回復力を促進する

そして肝心かなめの回復力系(?)だ。
薬剤師の方に相談しながら選んだ栄養ドリンクはこれ。甦力

1日1本と書いてましたが、当日は2本ガッツリいただきました。


本生にんにく

カップラーメンに全部入れます。そしてスープを全部飲むという強攻策。
かなりのにんにく臭さにむせます。ホントに。キツイ。でもここは踏ん張りどころ。
麺は残しましたがスープは完飲。


本生しょうが

カップうどんに全部入れます。これも同じくスープを制覇。
もう、この時点でノドから体から、火照ってきます。


生姜茶

お湯に溶かして飲むと、ノドにいいし、体も芯から温まります。
2時間置きにコップ1杯くらい飲んでました。


ポカリ

近くに温泉があるので、そこにポカリ500ml×3本を持ち込む。
湯船つかる。汗かく。ポカリ飲む。湯船つかる。。(繰り返し)
ポカリ1.5Lを使って新陳代謝を促進。


あとはとにかく寝る。にんにく、しょうが、生姜茶、ホッカイロが効いてるため
尋常でないほど汗が出る。眠たいのを我慢して頑張って着替える。

結果はいかに

上記施策を実施。睡眠時間は約3時間。フライトは0時。羽田に向かう途中では熱はまだあり、体も熱いやら寒いやらの混乱状態。
朝7時にシンガポールに到着。機内であまり寝れず体調が悪化してるかと思いきや、そうでもない。
さすがにその日の昼の予定(航空ショー)はキャンセルし、後輩の家で爆睡すること10時間。

(ほぼ)完治!鼻水は少し出るものの、熱は下がり関節痛も無くなった。
19時からの会食も参加できるほどに復活。そう、勝ったのだ。
絶対に引いてはいけないタイミングで風邪を引いた。だから悔しくツイートもできなかった。
しかしそれに打ち勝ったのだ。勝利だ。完全勝利だ。

コストまとめ

発症から完治までかかった時間
 発症:18日 14:00
 完治:19日 19:00
 時間:29時間

発症から完治までかかったお金
 熱さまシート  500円
 ヴィックス  1,200円(400円×3箱)
 ホッカイロ   500円
 甦力     2,000円(1,000円×2本)
 本生にんにく  180円
 本生しょうが  180円
 カップメン   150円
 カップうどん  150円 
 生姜茶    1,500円
 ポカリ     450円(150円×3本)
 温泉入浴料   450円(天神湯
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 合計     7,260円

結論

病院行こう。